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快進撃が止まらない!人気ドメスティック(国内)ブランド「AURALEE(オーラリー)」について知ろう!

ファッション好きな方は、色々なセレクトショップに足を運ぶことでしょうから、「このブランド、さっきもあの店で見たぞ。」なんていう事は珍しくないと思います。

特に近年は、「どこの店も置いてるブランドが同じで…」と耳にする事が以前に比べて多く、バイヤーの方も新しいブランドを発掘したいとは思っているものの、安定的な売上が期待できる既存の人気ブランドに頼らざるを得ないのかなと、つい推測してしまいます。

日本の若手ブランドにとっては、卸先を確保するのも一苦労ではないかと思います。

そんな中、立ち上げ間もなく人気を博し、セレクトショップで圧倒的に見かける事が多い日本の若手ブランドがあります。それが、2010年代にデビューした日本のブランドの中で、最も成功したブランドと言える「AURALEE(オーラリー)」です。

既にご存知の方も多いかと思いますが、この記事では、改めて「AURALEE」とはどんなブランドなのか?その魅力や、どこで購入できるか等についてご紹介したいと思います。

 

自然体で着こなせる、シンプルで上質なリアルクローズ

AURALEEについて必ずと言っていいほど語られるのが、上質な素材と、それを引きたてるシンプルなデザインです。デザイナーの自己主張を感じるような服ではなく、着る人が主役となるようなリアルクローズは、メンズ、レディース問わず多くのファンを獲得しています。

リラックス感のあるシルエット、優しい色合いも特徴で、温かみのある北欧のデザインに通じるものを感じます。テイストは業界用語で言えば、少し前のトレンドである「ノームコア」や「エフォートレス」といったジャンルに当てはまるのではないでしょうか。

個人的にはチェック柄のコートやニット類が特におすすめで、2019年秋冬シーズンでは、ブランド初のダウンアイテムも注目です。

AURALEEではシーズン毎のテーマを特に設けてはいないものの、シーズン毎の“気分”を取り入れてデザインしていると、デザイナーの岩井良太氏は語っています。

岩井氏は過去に「Filmelange(フィルメランジェ)」というカットソーブランドでデザイナーを務めていた経歴があり、また、現在はデサントの展開するラインの一つである「DESCENTE PAUSE(デサント ポーズ)」のデザインも並行して担当しているようで、これから益々注目を集める存在になりそうですね。

 

糸からデザインされる唯一無二の素材

「AURALEE」の最大の魅力は、何と言っても、世界中から厳選した原料を元に日本の工場で仕上げられる唯一無二の素材です。

カシミヤやキャメルはモンゴル、ウールはオーストラリアやニュージーランドといったように、実際に世界各地の産地を訪れ、原料を直接肌で感じたり現地の人と交流するところから始まるようです。

大半のアパレルは、生地会社から生地を購入して(仕入れて)製品を製造します。中には素材に対して強いこだわりを持ち、生地から作る(オリジナルの生地を生地会社に発注)というデザイナーもいます。

しかし、なんと岩井氏は糸から作るとの事です。岩井氏の人並みならぬ服づくりへの情熱、そして職人魂を感じますね。

こうした素材の差別化によって、他のブランドに真似できない製品となるのはもちろん、ブランドの世界観も作り上げられているのでしょう。

海外ではストリートやアヴァンギャルドが日本的なファッションと捉えられていますが、簡素で美しい、徹底的に作り込まれた(職人魂を感じる)AURALEEのデザインこそ、本来の日本の美意識を反映しているのではないかと個人的には感じます。

 

ブランド立ち上げ以来、順風満帆に快進撃を続ける稀有なブランド

さて、そんなAURALEEですが、ブランドは2015年の春夏コレクションよりスタートしました。

デビュー後、即座に人気を集め、多くのセレクトショップで取り扱われるようになり、2017年には南青山に店舗をオープン。そして、2019年には東京都と繊維ファッション産学協議会のサポートの下、パリコレデビューも果たしました。

たった5年程でビジネスをここまで拡大し、南青山という一等地に直営店をオープンさせ、さらにパリコレデビュー(初回はプレゼンテーション形式、2回目はランウェイ形式でコレクションを発表!)も果たすというのは本当に凄いの一言です。

正に順風満帆と言えますが、パリコレ進出をきっかけに世界という新しい壁への挑戦が始まった段階だと思うので、これからの更なる活躍にも期待したいですね。

海外からの反応もまずまずというメディアの記事も目にするので、「sacai(サカイ)」や「kolor(カラー)」の様に、日本を代表するブランドへと成長して欲しいです。

 

南青山にある直営店、オンラインストアの他、多くのセレクトショップで取り扱い

2019年現在、南青山の閑静なエリアに直営店を構えているほか、UNITED ARROWS (ユナイテッドアローズ)や BEAMS (ビームス)、SHIPSなど大手セレクトショップはもちろん、東京では中目黒の1LDK(ワンエルディーケー)ROOTS to BRANCHES(ルーツ トゥ ブランチズ)、白金台のBIOTOP(ビオトープ)といったハイセンスなショップで取り扱いがあります。

また、青山のL’ECHOPPE(レショップ)では別注アイテムを展開しているようなので、こちらも注目ですね。

AURALEEのウェブサイト上にはオンラインストアがあるので、店舗に足を運べないという方は是非オンラインストアをチェックしてみて下さい。

 

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