20年程前は「NIKE(ナイキ)」、「adidas(アディダス)」、「New Balance(ニューバランス)」といったメガブランドがスニーカー市場をほぼ独占していましたが、2010年代半ばくらいから徐々に新興ブランドが頭角を現すようになりました。
サステナビリティを理念に掲げたり、独自のテクノロジーと斬新なデザインを兼ね備えたシューズを打ち出すブランドが、スニーカー市場に新風をもたらしています。
最近では、スニーカーというカテゴリーで圧倒的な地位を築いた「NIKE」でさえ、こうした新興ブランドにシェアを奪われ、苦戦しているという話も聞くようになりました。
この記事では、そんなスニーカーの新時代を創る新興ブランドをご紹介します。
1. Allbirds(オールバーズ)
元プロサッカー選手とバイオテクノロジーの専門家の二人によってスタートした、アメリカ・シリコンバレー発のブランド「Allbirds(オールバーズ)」。
軽量かつ通気性、吸湿性、伸縮性に優れ、Times(タイムズ)誌から「世界一履き心地がいいシューズ」と絶賛された「Wool Runners(ウールランナー)」、ユーカリの木の繊維を使用した「Tree(ツリー)」シリーズやサトウキビ由来の素材をソール(靴底)に採用したモデルなど、天然素材を使用した斬新な製品を世に送り出しています。
全製品にカーボンフットプリント(製品の製造から廃棄・リサイクルに至るまでの過程で排出される温室効果ガスをCO2に換算して算出した値)を表示するなど、サステナビリティへの意識も非常に高く、Z世代をはじめとする若者からも支持されているブランドです。
2. On(オン)
革新的なソールテクノロジーと高い機能性を持つ製品で知られるスイス発のシューズブランド「On(オン)」。
ブランドの核となっているのが、「Cloudnova」、「Cloudaway」、「Cloudmonster」といったCloudコレクション。
どのモデルもブランドを象徴する独自のクッショニングシステム「CloudTec」を採用しながら、それぞれ異なる特性を持っています。
また、テニスプレーヤーのロジャー・フェデラー氏と共同開発したモデル「THE ROGER」も人気。
ラグジュアリーブランドの「LOEWE(ロエベ)」とコラボするなど、ファッション業界でも存在感を高めているホットなブランドです。
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3. HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)
特徴的な厚底ソールを持つフランス発のシューズブランド「HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)」。
前出の「On」もそうですが、こちらもスニーカーショップやセレクトショップで見かけることが激増したブランドです。
特に、ブランドの代表的なモデルとして知られる「CLIFTON(クリフトン)」や「BONDI(ボンダイ)」は、スポーツ、アウトドア好きからファッションピープルまで、様々な人に支持されています。
人気アメカジブランド「ENGINEERED GARMENTS(エンジニアード ガーメンツ)」、パリ発のランニングブランド「Satisfy(サティスファイ)」とのコラボレーションも話題となりました。
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4. Salomon(サロモン)
近年スニーカーの人気が著しい、フランス発のアウトドア・スポーツブランド「SALOMON(サロモン)」。
重厚感のあるデザインのスニーカーは、ストリートとの相性も抜群です。
中でも、アイコンモデルとして知られる「XT-6」や、一部のセレクトショップなどでしか取り扱いのない「ADVANCED(アドヴァンスド)」ラインの人気モデル「ACS PRO」は圧倒的な人気。
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また、「MM6 Maison Margiela(エムエムシックス メゾン マルジェラ)」、「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」、「GR10K(ジーアール テンケー)」、「Children of the discordance(チルドレン オブ ザ ディスコーダンス)」などファッション性の高いブランドとのコラボでも注目を集めています。
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5. norda(ノルダ)
カナダ・モントリオール発のトレイルランニングブランド「norda」。
世界で最も耐久性、軽量性に優れた繊維素材「Dyneema(ダイニーマ)」、クッション性と耐久性を両立した独自のヴィブラム社製ソールを取り入れた「norda」のシューズは、スポーツだけでなくデイリーユースにも適しています。
2021年誕生と新しいブランドですが、日本では既に「atmos(アトモス)」や「BEAMS(ビームス)」等の人気ショップで取り扱われており、イタリアのラグジュアリーブランド「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)」とコラボするなど、世界的にも注目を集めています。
6. AUTRY(オートリー)
1982年の創業後、長い休止状態を経て2019年に再始動したスニーカーブランド「AUTRY(オートリー)」。
アメリカで誕生したブランドですが、再始動に伴いヨーロッパに拠点を移したようです。
テニスのカルチャーをイメージしたアイコンモデル「MEDALIST(メダリスト)」、クラシックなバスケットボールシューズに「メダリスト」の要素をミックスしたモデル「CLC(シーエルシー)」など、基本に立ち返るレトロなデザインのスニーカーは世界的に人気急上昇中。
東京では、atmos(アトモス)をはじめ、伊勢丹、BARNEY’S NEW YORKといった高級百貨店でも取り扱われています。
7. VEJA(ヴェジャ)
側面にVの字のロゴが入ったデザインで有名な、フランス発のサステナブルスニーカーブランド「VEJA(ヴェジャ)」。
フェアトレードの原則の下、オーガニックコットンやリサイクル素材を使用した製品をブラジルの工場で生産しています。
「MARNI(マルニ)」や「Rick Owens(リック オウエンス)」といったデザイン性の高いハイブランドとのコラボでも注目を集めました。
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