2010年代はストリートがファッション界を席巻しましたが、同時に、アウトドアやスポーツも人気を博しました。
「アスレジャー」というトレンドが生まれ、アウトドア関連では、特に「THE NORTH FACE(ノースフェイス)」や「ワークマン」の快進撃は凄まじく、現在でも人気は衰えていません。
こうしたブランドの商品が人気を集めている理由の一つとして、「機能性」が挙げられます。
ハイテク素材が使用されていたり、特定のオケーションを想定したアイテムなど、様々な商品が開発されており、「ブランド」や「デザイン」に加え、「機能性」も商品を購入する際の新たな判断基準となっています。
また、一昔前は機能性とファッション性を両立させている製品を見かけることは少なかったと記憶していますが、最近では高機能で且つファッション性も高いプロダクトを打ち出すブランドを良く目にするようになりました。
この記事では、そうした「機能性とファッション性を兼ね備えた最高峰のファッションブランド」をご紹介します。
1. and wander(アンド ワンダー)
アパレルだけでなくギアも提案する、日本のアウトドアブランド「and wander(アンド ワンダー)」。
アウトドアの領域で生まれる機能性にファッション性が加わったメイド・イン・ジャパンのプロダクトは、男女問わず支持を獲得しており、近年の活躍が目覚しいブランドの一つ。
デザイナーがイッセイミヤケ出身との事で、デザイナーズブランド的な要素も強く感じます。
サコッシュ(ショルダータイプの軽量なバッグ)やバックパック、マウンテンパーカーといったアイテムの人気が特に高いようです。
他ブランドとのコラボも多く展開しており、最近では、特に「MAISON KITSUNE(メゾン キツネ)」とのコラボが注目を集めています。
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2. VEILANCE(ヴェイランス)
カナダに拠点を置くアウトドアブランド「ARC’TERYX(アークテリクス)」が展開する、都市での生活にフォーカスしたブランド「VEILANCE(ヴェイランス)」。
ハイテク素材を使用した、ミニマル且つスタイリッシュなデザインのプロダクトは、正に究極のアーバンウェアと呼ぶに相応しく、最高レベルの完成度を誇ります。
商品開発に長い時間をかけることも特徴の一つで、中には開発に3年かかったアイテムもあるなど、高いモノづくりへの意識を感じさせるブランドです。
3. TEATORA(テアトラ)
“現代クリエーターのためのワークウェア”をコンセプトに、様々なオケーションを想定し、徹底的に機能性を追求したプロダクトを生み出すブランド「TEATORA(テアトラ)」。
長時間のデスクワークを想定してデザインされたパンツや、ノートPCを収納可能なジャケットなど、斬新なアイディアから生まれるアイテムは、ビジネスウェアのカジュアル化が進む現在にピッタリです。
「DEVICE COAT(デバイスコート)」、「KEYBORD SHIRT(キーボードシャツ)」、「DRIVE JKT(ドライヴジャケット)」など各アイテムに名前が付けられているのも、一つのプロダクトに対する熱量を感じます。
4. Acronym(アクロニウム)
カナダ出身のデザイナー、Errolson Hugh(エロルソン・ヒュー)氏が手がけるブランド「Acronym(アクロニウム)」。
Hugh氏は、先ほどご紹介した「VEILANCE」の初期にデザイン企画として携わった経歴を持つ人物です。
モード、ストリートの要素を併せ持つ機能性ウェアブランドで、デザイナーズブランドっぽさもありますが、個人的には熱烈なファンを抱えるコアなブランドという印象が強いです。
構造(パターン)に凝ったダークトーンのアイテムが多いのが特徴で、徹底的に作り込まれたプロダクトからは圧倒的なオリジナリティを感じます。
日本を代表するブランド「Sacai(サカイ)」とのコラボでも大きな話題となりました。
10万円を軽く超える商品が多く、価格は非常に高いですが、それだけの価値があるプロダクトです。
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5. STONE ISLAND(ストーンアイランド)
スポーツウェアをルーツに、最高レベルの機能性ウェアを追求するイタリアのブランド「STONE ISLAND(ストーンアイランド)」。
最先端のテクノロジーと、染色や加工のストイックな研究を通して開発されるプロダクトは、革新的で圧倒的な完成度を誇ります。
ダウンジャケットなどのアウター類はもちろん、最近ではニットやスウェットなどのアイテムも人気です。
日本では、2010年代後半に急速に知名度を高めた印象が強く、2018年には南青山に旗艦店をオープンしました。
6. MINOTAUR INST. (ミノトール インスト)
ストリート、スポーツ、モードと、複数のテイストが感じられる日本のブランド「MINOTAUR INST. (ミノトール インスト)」。
着心地を追求したシンプルな機能服を提案しています。
モノトーンのアイテムが多く、斬新な素材使いとハイセンスなグラフィックが印象的です。
7. White mountaineering(ホワイト マウンテニアリング)
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“服を着るフィールドは全てアウトドア”をコンセプトに、ファッション性とアウトドアの要素を絶妙に融合したデザイナーズブランド、「White mountaineering(ホワイト マウンテニアリング)」。
デザイナーの相澤氏は、Comme des Garcons(コム デ ギャルソン)出身ということもあってか、パターンに拘ったオリジナリティの強いデザインが多く見受けられます。
GORE-TEX(ゴアテックス)を使用したアイテムやダウンジャケットなどアウター類は特に人気で、海外のブランドとも頻繁にコラボレーションしています。
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