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ファッショニスタも熱視線!ストリートファッションの新時代を創る、日本の新鋭デザイナーズブランド

世界から注目を浴びる日本のストリートファッションですが、代表的なブランドと言えば、「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)」や「NEIGHBORHOOD (ネイバーフッド)」などの裏原系ブランドが真っ先に挙げられると思います。

実際、こうしたブランドは世界的にも知名度が高く、現在も根強い人気を誇っており、ショップに外国人観光客が多く訪れているのを良く目にします。

しかし、ストリートを提案するブランドはこれらだけではありません。特に2010年代半ばにラグジュアリーストリートという大きなトレンドが生まれて以降、若手のデザイナーが手がけるコレクションブランドも、ストリートテイストのブランドが多くなったように感じます。

そして、その中には日本で注目を集めるだけに留まらず、パリコレなど世界の舞台で活躍するブランドも出てきています。

この記事では、そんな「ストリートファッションの新時代を創る」と言っても過言ではない、日本の新鋭デザイナーズブランドをご紹介します。

 

1. FACETASM(ファセッタズム)

ハイレベルなクリエイションで東京のリアルを表現するブランド「FACETASM(ファセッタズム)」。

デザイナーの落合氏はブランドを立ち上げる以前、テキスタイル会社に勤めていたとの事で、素材やプリントに対するこだわりを強く感じます。

オーバーサイズのシルエットやレイヤードスタイルもブランドの特徴の一つ。

正に「次世代のストリートブランド」と言え、インクジェットのダウンマフラーやMA-1、デニムなど、ストリートスタイルにぴったりなアイテムの人気が特に強いです。

 

毎シーズン、パリでコレクションを発表しており、最近ではNIKE(ナイキ)やLevi’s(リーバイス)、Coca-Cola(コカコーラ)などのビッグブランドともコラボするなど、世界レベルのブランドへと進化を遂げています。

2020年秋冬コレクションからは、自由で軽やかさなスタイルを提案する新ライン「RIOT FACETASM(ライオット ファセッタズム)」もスタートしました。

 

2. doublet(ダブレット)

 

MIHARA YASUHIRO(ミハラ ヤスヒロ)でシューズやアクセサリーの企画等を担当していた井野将之(いの まさゆき)氏が手がけるブランド「doublet(ダブレット)」。

“違和感のある日常着”をコンセプトにしていて、とにかくユーモアに溢れるアイテムが多いです。

2018年にLVMHグループ主催のコンペ「LVMHプライズ」でグランプリを獲得し、一躍注目を浴びているブランドです。

DOVER STREET MARKET(ドーバー ストリート マーケット)nubian(ヌビアン)など一流セレクトショップで取り扱いがあり、WISM(ウィズム)では別注アイテムも展開しています。

 

3. FUMITO GANRYU(フミト ガンリュウ)

「COMME des GARCONS(コム デ ギャルソン)」出身のデザイナー・丸龍文人(がんりゅう ふみと)氏が手がけるブランド「FUMITO GANRYU(フミト ガンリュウ)」。

いわゆるストリートブランドではなく、かと言ってモードに偏っているわけでもない、ジャンルのカテゴライズが難しいブランドです。

 

都会的でスポーツやアウトドア、ヴィンテージなどの要素を所々に感じさせつつも、どこか脱力感のあるデザインは、丸龍氏が志向する「ニュートラルな服」という表現が一番しっくりくるかもしれません。

個人的には、「未来のストリート」なるものを感じます。

 

4. WACKO MARIA(ワコ マリア)

 

男の色気を引きたてる、ワイルドさ全開のブランド「WACKO MARIA(ワコ マリア)」。

デザイナーの森敦彦氏は元サッカー選手で、Jリーグがまだ創設間もない頃、横浜フリューゲルス(後に横浜マリノスに吸収合併され、現在の横浜Fマリノスとなる)所属の非常に有名なGK(ゴールキーパー)でした。30代以上で当時のJリーグを知る人であればピンと来るはずです。

スカジャンや刺繍シャツなどのアイテムを取り入れた不良っぽいスタイルが大きな特徴で、豹柄や大胆な柄のプリントのアイテムも少なくありません。

新宿の伊勢丹メンズ館にも出店するなど、益々注目を集めているブランドです。

 

5.  AMBUSH(アンブッシュ)

m-flo(エムフロー)のメンバーで、プロデューサーやDJなどマルチに活動するVERBAL(バーバル)氏が、妻のYOON(ユーン)氏と立ち上げたファッションブランド「AMBUSH(アンブッシュ)」。

最近では「OFF-WHITE(オフホワイト)」などを擁するNEW GURADS GROUP(ニューガーズグループ)の傘下に入った事でも注目を浴びました。

テイストはいわゆるラグジュアリーストリートと言えますが、アヴァンギャルドさも垣間見えます。

 

メイドインジャパンに対するこだわりも強く、商品は全て日本製。海外の有名アーティストにも着用されるなど、外国人からの人気も非常に高いです。

米国のファッションメディア「Business of Fashion (BOF)」による“ファッション界を変える世界の500人”に、VERBAL氏、YOON(ユーン)氏ともに、2015年と2016年の2年連続で選出され、さらにその後、YOON(ユーン)氏は「Dior Homme(ディオール オム)」のジュエリーデザイナーに抜擢されるなど、世界から注目を浴びています。

 

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